こんにちは。
アムキッズのあかな先生です。
アムキッズは、ご両親がご家庭で学習する時の教え方のヒントを得られるように参観型にしています。
参観型でない教室ですと、
どのように教えてもらっているか伝えられない幼児だと、
保護者にとって心配ですね。
アムキッズでは、保護者の方がお子様の様子を観察し、
お子様の課題を把握することが合格のためには必要だと思っているからです。
そして、今年の保護者の方は例年になくペーパーもアトリエも、つきっきりで熱心に参観していただいています。
はじめは熱心ですごく良いことだと思ったのですが、
昨年の年長さんと大きな違いがあることが気になっています。
それは、冬期講習での行動観察でのこと。
お友達と積極的に関わらないとならない課題で、
誰一人自分から声をかけることができないのです。
誰も発言しないので私がどのように声掛けをしたらいいのか例を出して教えます。
でも、今度はその声掛けに反応しないのです。
どうしてかな?昨年はもっとコミュニケーションをとろうとする子、自分の気持ちを言葉にする子供が多かったように思うのですが…
要するにお母さまがいないと、何もできない、何も話せないのです。
そういえば、授業中に、何かあるとすぐ後ろを振り返りお母様の顔を見る子、
挨拶が親に促されないとできない子、
困ったとき、すぐに親に助けを求める様子がよく見られます。
おやつの時も、ほかのお友達とコミュニケーションをとらずに黙々と食べて、
静かなのはいいですが、本当にこれでいいのかな?と思います。
そういう面では、昨年は多少元気すぎて、
「静かにしなさーい!」
と叱るお子様も多かったのですが、
親離れがしっかりできて、子供同士コミュニケーションがとれていたことが
実際の入試でも活かされたのかな?と思います。
本番では子供一人で試験を受けます。
参観することはいいことですが、
毎回ではなく、ペーパーだけにするとか、
隔週にするとか、親離れできる体制を作っていただきたいと思います。
私も、保護者の方がいらっしゃるとついつい余計な話をしてしまいがちですが、
そういえば昨年は子供たちともっと話をしてコミュニケーションをとっていたように思います。
幼稚園であったこと、興味があるテレビ番組や遊びなど子供たちとたくさん話したように思います。
今は、子供たちと話をする時間が少なくなっているので、これは私の反省です。
「○○ちゃん、ほら、あの話を先生にしたら?」
なんて言わなくても、子供たちは本当は話せるはずです。
でも、それを親が話してしまう…
それで本当にいいのでしょうか?
私「何の絵を描いたの?」
生徒「…」
保護者「ほら、きちんとお話しして。○○の絵でしょ。説明しなさい。」
生徒「○○…」
これではいつまでたっても子供は話さなくても大丈夫な状況を作っているだけです。
かわいい子には旅をさせろではないですが、
少し困った状況、これではだめなんだという状況を作ってあげることが大切です。
泣いてもだめ、一人でやり遂げないとどうにもならない状況を作ってあげましょう。
一人で生きていく力がなければ、小学校受験では合格を勝ち取れません。
どうぞ、お子様の成長を妨げないであげてください。
小学校受験という素晴らしい成長の場を有効に使ってあげてください。
あと、8か月後、きっと今とは比べ物にならないくらい成長されたお子様の姿が見られるはずです。
小学校受験アムキッズ