~練馬区武蔵関駅の近くの小学校受験個人塾アムキッズです。~
早稲田・桐朋学園・筑波の受験絵画制作巧緻性を得意としていますが、ペーパー難関校と言われるどの学校にも対応できるペーパー指導も行っています。
自宅の小さな一室で行っていますので申し訳ありませんが、グループ行動観察と受験体操指導は行っておりません。
講習等を利用して、大手などで他のお子様と混ざって練習していただくことをお勧めしています。毎回同じ顔触れのお子様同士の環境より、違ったメンバーの中で切磋琢磨することも大切ですし、行動観察で大切なことは授業の中でお教えいたします。
低価格で気軽にお越しいただける塾ですが、質の高い授業を心がけておりますので、今まで私が見させていただいたお子様は他塾でも優秀と評価され、自信を持って試験に臨まれて結果に結びつけています。
また、遠方の方のために、受験絵画添削指導も行っています。
ご興味のある方はhttp://www.amukiz.com/ までどうぞ。
小学校受験絵画のポイント編①~絵が上手になるための第一歩~
小学校受験での絵画は、絵の上手さを見ているわけではありません。
その子供の持つ、思いや考えを幼児は字では表せないので「絵」で表すのですね。
絵を描くと、
その子の観察力・好奇心・知識・経験・環境が見えてきます。
学校はその中で、キラッと輝く子を見つけ声掛けをして、本物かどうか(受験塾で伸び切ったゴムのような子ではない子)を確認します。
そして、その時の取り組み方や、楽しそうにやっているか(やらされている、描かされている感がない)、
女子校では丁寧さや姿勢、
手や机を汚さないこと、
物の扱い方や片づけなど
も見られています。
最高峰と言われる慶應幼稚舎の先生は本当にこういった子を見つけるのは流石だなと思います。
・・・では、私がこれまでやってきた受験絵画指導の中から年長の夏にやっておきたいことを抜粋・・・
「子供の得意な生き物をひとつ決める。」
どんな生き物でもいいですよ。
でも、クマ・ウサギ・パンダは避けておいた方が無難です。この3つはお友達と被ることが多いので、よほど特徴的に描かないと目を惹きません。
どこかの部分に特徴のあるものが描きやすいかな?
大きな○○を持ったものとか、鋭い○○を持ったものとか…
そしてそれを強調して描くことです。
実際に、水族館や動物園に見にいったり、公園に行って捕まえてきたり、実物がなければ図鑑やDVDで見たり…
昨年の早稲田初等部の入試では、実物や写真を見て描かせる絵が出ましたよね。
早稲田初等部では観察力、大事ですよ。
ペーパーだって観察力を見るものがよく出題されていますね。
まず子供の気に入った生き物をひとつでいいから描かせてみてください。
で、まず褒める。
いいですか?褒めるんですよ。
ぐちゃぐちゃで何を描いているかわからなくても、どこかいいところがあるはずですね。
「その爪の描き方が鋭くて怖そう。よく見てるね。」
「背中がぐにゃっとしていて走るのが速そう。」など。
すると、あなたのお子様はきっと、
「そうか、爪はとがっていたほうが怖く見えるんだ。」とか
「足の速い生き物は、背中がぐにゃっと曲がってるんだな」とか改めて意識することでしょう。
多分あなたのお子様は、鋭い爪を全部の指に描くでしょうし、足の速い生き物は全部背中に凹みをつけて描くことを覚えるでしょう。
そうです。もう一回クレヨンを持って描き始めることが大切なんです。
絵は好きになって何回か描くことで上手くなります。
ここでいう、「上手く」というのは画家のように上手く描くことではないですよ。
特徴をよく観察して描いて、何の生き物を表現しようとしているかわかる絵にすればいいんです。
絵は好きになること、すると、そこから急激に上手くなります。
褒めて、描いて、褒めて、描いての繰り返しです。
なんだか、当たり前のことのようですが、大手塾で早稲田や桐朋対策の講座に通っているのに年長になってもなぜか特徴を強調して描けないお子様が多いんです。
お母様が絵が苦手で困ったときはお声掛けくださいね。
次回は、小学校受験絵画のポイント編②です。